妄想オムライス
放蕩者の成れの果て

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愛と妄想の備忘録



桂枝雀落語大全第四巻
 千葉に居ながらにして頻繁に大阪言葉が聞きたいとなるとなんだろう?浄瑠璃のように節が付いていない普通の喋りで、今風じゃなくちょっと古典的であって、従って吉本以外・・吉本・・お笑い・・あっ上方落語!と思いつき、テレビの落語番組を録画しては関西弁の落語を選って聞いていたら、ダウンタウンのまっちゃんが桂枝雀がオモシロイ!と言っているところをたまたまテレビで見かけ、そんならと試しにとCDを聞いてみればこれがオモシロクテハマッタ。多分聞き取れていない部分もあるだろうがそれでもオモシロイ。踊りだしたくなるような枝雀のリズムとテンポが斬新。

 CDには枝雀の落語を文字に起こしたブックレットが付いている。大阪言葉の落語を文字で読むというのもなかなかオモシロイ。そのブックレットの巻頭にいろいろな著名人の枝雀賛が、たった1ページの短い文章だが寄せられている。第四巻の中島らもの「果てしなき闘い」という題名の枝雀との思い出話が心に残ったので覚え書き。

 笑いとは何かという話題になり、中島らもが「笑いとは差別だ」というテーマで、マルセル・バニョルの「笑いとは優者の劣者に対する感情の爆発である」とか、シュールレアリズムの「ディペイズマン」の手法「あるべきではないところに、あるべきではないものが存在することによって起こるインパクト」などをひいて考えを展開すると、それに対して枝雀は「合わせ」と「はなれ」の理論について説明してくれたそうだ。かれこれ4時間、わかぎえふのマンションでビールを飲みながら話し合ったと。枝雀が帰ったあと中島はわかぎえふに言った。「あんなに真剣に、論理的に笑いのことについて考えぬいていたら、逆に笑いがつくれなくなるんじゃないだろうか」  枝雀と落語の果てしなき死闘が始まったのは、その次の年からである。そうな。

桂枝雀wikipedia



CDはダンナのお古のiphoneをipod代わりにして取り込んで聞いている。
枝雀落語大全(4)amazonで笑ってみる



枝雀は映像で見た方がよりよい。




だからこれ欲しくなっちゃうよ〜
桂 枝雀 落語大全 第一集 [DVD]枝雀落語大全DVDもあるでよ
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近世の語りと劇:森山重雄著

 近世の語りと劇 : その御霊的な世界
 森山重雄著
 
近世劇の本質には、御霊を呼び寄せる祭式があったのではないかというのが、大凡の見通しであった。それをなぜ生贄からはじめたかというと、生贄と御霊とは表裏の関係にあったからである。苦痛を与えて強死せしめられた生贄は、御霊として再生してくるし、御霊を舞台の上に招魂することによって、呪術宗教的な祭式から芸能や劇に転換されたのではないかというのが、本書の主題である。
 「BOOKデータベース」より
 
[目次]

人柱と松浦さよ姫の生贄幻想
 人柱説話
 『私聚百因縁集』の印度説話
 松浦さよ姫物語

近松の怨霊劇
 古浄瑠璃時代の怨霊劇
 『頼朝伊豆日記』
 『けいせい反魂香』
 『嫗山姥』
 『賀古教信七墓廻』
 『関八州繋馬』

近松半二の謀叛劇
 『奥州安達原』

鶴屋南北の純友・将門劇
 南北序説
 『四天王楓江戸粧』
 『四天王櫓いしずえ(敦の下に石)』
 『戻橋背御摂』
 『四天王産湯玉川』
 『金幣猿嶋郡』


 ブクログでヒットしなかったので覚書&抜書。
嫗山姥と奥州安達原とその周辺を拾い読みした。

 P15:
(『神道集』第三十九「橋姫明神事」を引いて)それを神話的に遡れば、そこに神話的衣服、すなわち聖痕(スティグマ)をみることができる。貧しい衣を着た賤形の背後に、隠身の神をみるということは日本人の古代からの幻想であったのだ。

 P60:
御霊とは異形の者・異端の者であり、非日常的・半論理的行為の象徴である。だからそれは祭られ祓われなければならないが、それが祭式となったものが御霊会であり、この御霊会を舞台上に再現したものが劇だと考えることができる。もちろん劇が自立してくるためには、たんなる祭式に終わらない複雑な葛藤がなければならない。ただ単純化して言えば御霊を舞台上に招魂し、しまいにはこれを鎮魂していくことが劇の原理だったのではないか。例えば天神御霊がそのもっとも端的な現れ方をしている。(管丞相の例えあり)

 P64:
ここには修羅物と同じ地獄の苦がある。この地獄の「責め」が強ければ強いほど、成仏得脱の浄化の力も強くなるのである。(「求塚」の引用あり)阿防羅刹といった呪術宗教的な地獄と人間の執念の地獄とが、因果的に循環しているところに、これらの能の特色がある。人間の執念による地獄が、呪術宗教的な鬼の地獄を引き寄せるのである。この二つが結合したり重層してゆくところに怨霊劇が成立するのである。

 P101:
八重桐のこの言葉は、時行にとって決定的打撃であった。それのみではない。物部の平太を討った糸萩を頼光がかくまったことは、平の正盛や清原の右大臣に頼光を讒言する一つの根拠を与え、頼光はそのため勅勘の身になったというのだ。つまり事はただ坂田家の範囲に留まらず、親の敵討よりもう一つスケールの大きな事件にまで拡大していたのだ。八重桐のもたらす情報は時行を行動の不能にまで追いつめて行く。時行が源七の「やつし」姿でいる間に、天下の情勢は大きく変わりつつあったのだ。八重桐は言う。「是ほど大きな騒動を今まで知らぬとは、うろたへ者のうき名を世間へふれうということか」と。時行が正盛・右大臣を討ち取って頼光の御恩を報じようと言うと、今は敵の威勢の真最中で頼光に敵を討たれぬ子細があればこそ、日かげの身となっているのだと反論され、彼はますます行動の不能に陥るのである。もはや彼は生きているかぎり「やつし」から本体へかえることさえできなくなっている。

 P139:
時代物とは一度滅んだものを再生し二度目の滅びにまで運ぶ劇である。だからその運命は大局的には伝承世界によって与えられてはいるが、その滅びをもう一度生きてみなければならないという強烈な意志を与えられているのである。これはおそらく敗北者が御霊的執念をもっていることからくるものであろう。

 P146:
死と性は人間的実存の秘奥に触れる二大禁忌である。半二は死の前に必ず性の戯れを置いている。二段においても或る重大な劇的契機を展開する前に、漁民の道化的色模様をみせている。(奥州安達原)

    「〜的」が多いのら。

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2011年
 おっし、ブログタイトルを新しくかっちょいいのに変えたし放射能と共存共生するコツも掴めた気がするので放射能関係の記事は削除しようっと。サクッと削除して気持ちも新たに褌を締め直す。誰か褌の締め方教えてくれ。

 2011年の観劇といえば、ヤバイ、桐竹勘十郎に尽きる。4月大阪の与兵衛にやられてしもた。あれ以来というもの、歌舞伎のあれ以前も以降も吹っ飛んでしまう勢いで玉手御前、伝兵衛、袖萩と畳み掛けるように攻撃を受け続け、辛うじて菊之助の鏡獅子が歌舞伎の余熱を留めている。勘十郎恐るべし。

 初めて文楽鑑賞をしたのは一昨年平成22年12月、安寿と厨子王しか覚えていないが本朝廿四香も観ている筈。翌22年2月には葛の葉の蘭菊の乱れにて人形が上手に踊ることを発見し狂喜乱舞、続く嫗山姥で浄瑠璃の面白さと人形の破天荒な演技に瞠目したのだった。この時は他に菅原伝授と義経千本桜をやっていてそちらの方に勘十郎と簑助が出演していたのに、初心者に時代狂言は理解不能と端から諦めて観ずじまい。今なら垂涎の香盤演目なのにアホだった。

 そして4月、文楽の魅力に恐る恐る突っ込みかけた片足をガバッと掴んで一気に深みに引きずり込んだのが女殺油地獄、河内屋内の段での勘十郎の与兵衛だった。なんじゃあの斜に構えたハスッパな態度は。未成熟なヤンチャっぷりに不貞腐れた仕草。エ〜これほんとに人形?!続く豊島屋油店の段では焦りを押し隠した外面、無機質な金の無心、絶対零度に瞬間沸騰する殺意。さっきの破滅的ながら陽性だった河内屋内の与兵衛とはまるで正反対の背筋も凍るような冷たさ。これは統合失調症か多重人格か。河内屋内で頭巾を被っていた主遣いも本当に同じ勘十郎だったのだろうか、他の人が遣っていたんじゃ?と疑わしくなるほどの別人。いやいやいや凄いものを見てしまいました。あとは坂道を転がる様に文楽にのめり込み、とりあえず現在に至っている。

 今年の正月は栗きんとんと紅白膾と数の子松前漬とお雑煮だけ作った。餅と黒豆はまたまた能登の方からの頂き物。いつもと代わり映えしないので写真撮影はナシでひたすら喰って寝る。隅々までキレイなお家が気持ちいいのよ。頑張った甲斐があったのよ。でも障子の張替えがまだなのよ。
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曽根崎心中ほか@博多座文楽

じゃーん!
念願の川端ラーメンなのよ
ツルシコ細麺に
あっさりスープは独特の香り
隠し味は八角かな
てんこ盛りの白髪ネギがこれまたイイ!
玉子もオーソドックスでイイ!


気が済んだところで眼目の文楽へGO!


お初ちゃ〜ん!
博多へは当分行かないだろうと思っていたのに
簑助師匠のお初に誘われフラフラと
源大夫さ〜ん!



午後の部:
御所桜堀川夜討 弁慶上使の段

 ウッソーあの弁慶に元カノと娘が有ってしかも赤い下着を着ていたなんて!下着が赤くても豪快勇壮な弁慶に変わりはなし。娘を手にかけ全てが淡く悲しい記憶となったのね。人は誰でも何かしら十字架を背負って生きてゆく。咲寿大夫のファルセット、女かと思った。

弁慶 玉女 文字久大夫
母おさわ 和生 咲甫大夫
腰元信夫 簑二郎 芳穂大夫
侍従太郎 玉輝 相子大夫
花の井 勘彌 希大夫
郷の君 一輔 咲寿大夫



曽根崎心中


 はっきし言って一番後ろの席からでは前列の人の後頭部以外は殆どなんも見えなかった夜の部。ただね、お初に対する徳兵衛の優しいことったらもう、この上なくモーストジェントリィ!またお初が優しい徳兵衛を信頼しきって全身全霊を預けてだね、互いに手を取り合い見つめ合い、お初は首をクリン(←この仕草が色っぽくて堪らん!)と徳兵衛の胸にもたせかけ、徳兵衛はお初の肩をひしと抱き寄せる・・あーんはよう殺して〜!あんな道行見ちゃったら心中が流行るのも無理もない、って当時はひとり遣いだったし台本も曲も違っていたのだけれど、平成心中ブームが巻き起こったぞ個人的には。何回でも心中したくなっちゃうよふんとに。冒頭格子の向こうに登場するお初の美しさで一気に客の心を鷲掴み!ヤクザな九平次もよかったなぁ、杉本文楽の時よりじょうずかった気がする。

お初 簑助
徳兵衛 勘十郎
九平次 幸助

生玉社の段 英大夫 清介
天満屋の段 咲大夫 燕三
天神森の段 津駒大夫 呂勢大夫 相子大夫 小住大夫 
         寛治 清志郎 清丈 寛太郎



さてこの度の宿泊先は、前回通り掛ったアメニティホテルをネットで予約。
必要最小限にこじんまりとした安価で清潔なホテル。博多座から徒歩3分。
超気に入った!



手狭なユニットバスだけどちゃんと便座が温かくて感激!
バイキング形式の軽い朝食も付いて5100円。
和洋両方食べた
特筆すべきはエスプレッソマシーン
なんと
Saekoだー!
なんちゅう心憎いこだわり!コーヒー美味しかったよ〜
サエコサイコー!
アメニティホテルin博多


んじゃ早起きしたのでお散歩。

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2011 BUNRAKU / comments(0) / trackbacks(0) / 妄想オムライス /
サンタのクリスマスカード
 フィンランドからよ
なにこのオッサン
サンタからのお手紙が入ってた

日本語が微妙にヘンだな
カードもついてた
カードのサンタはまあまあ男前で安心した。
昨年ダンナがフィンランドへ出張に行った時に
申し込んでくれたんだと。
一週間前くらいに着いたのだけど
クリスマスに開封するのを楽しみにしてたのら。

去る11月2日に歌舞伎を見に行って面白かったけどなーんかスッキリしない。
感想文に「スカッとした」なんて書いてあるけど家に帰るといつものモヤモヤ。
スッキリしたいというよりもいっその事リセットしたい気分。
だからと言って今更人生リセットもやり直しも利かない。
どうしたものか。
長考の挙句閃いた。
大掃除しよう。
思い立ったその日から今日まで
取り付かれたように掃除しまくること2ヶ月弱。
動かせるものは全て動かし
捨てられるものは捨てまくり
家中全室津々浦々
隅から隅までずずずいと磨き上げた。
毎年やれよって話なんだけど。
まあ綺麗にはなったな。
綺麗になったところで
玄関にツリーなんぞ
ガラにも無く飾ってみた。
鏡に猫のおケツが見事に写り込んだが
クリスマスだからよしとしよう。
歌う天使と
ラッパ吹いて伴奏の天使は数年前
都内のピアノコンサートを聴きに行く途中
立寄った駅近の大きな教会の売店で購入したもの。
やたら安かった記憶がある。一個250円くらいだったような。
問題。この時のコンサートホールはどこでしょう?簡単過ぎ?

掃除にのめり込む合間に、
ピアノとか文楽とか歌舞伎とか人生初の宝塚とか
たまに思い出したように地味〜にお出掛けしたが
感想文は先送りってことで。
書かないかもしれないし。
アンド放蕩者のなりゆきは破産ということで。
だから今年中にブログ名を変えなきゃ。

メリークリスマス!
スッキリした!

あっ、府中の姉さん、
頑張ったけど都合がつかず
メルニコフ行けなかったよゴメン。

あっ、おかちさん、
コメント公開に設定したのにならないのであります。
おかちさんのコメント読むと
やっぱり歌舞伎も面白いよなぁ
と気持ちが揺らいで困ってしまう。
観劇感激クラブ楽しんで下さいね!
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吉例顔見世大歌舞伎 外郎売 道成寺 髪結新三 

 吉例顔見世大歌舞伎
 七世尾上梅幸十七回忌 二世尾の上松緑二十三回忌 追善
追善なのよ

 やっぱり髪結新三は面白い!歌舞伎らしい番組を観たのは久しぶりな気がする。観終わったらなんだかスカッとした。大向うの声も沢山かかって、終いには大向う対決みたいな様相を呈し、オトワヤ!トワヤ!なんて大仰にアクセント付ける人あれば、シブさを狙って平坦に言ってみる人もあれば、色々工夫しつつ。たまに滑稽に過ぎて観客の笑いを誘ったり。あー面白かった!楽しかった! 三津五郎の吃又もいいだろうな〜時蔵のおとくも見たいな〜と後ろ髪を引かれつつ一回道成寺を観てみたかったので夜の部。富士純子あいかわらず細くてキレイ。

松緑と梅幸の吃又 見たかったな〜

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2011 Japanese Traditional / comments(2) / trackbacks(0) / 妄想オムライス /
時々バービー
 ぎょぇ〜カワイ〜ほし〜

http://tokidoki.it/
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