妄想オムライス
床下は骨伝導 ワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ !!!!!



吉例顔見世大歌舞伎 外郎売 道成寺 髪結新三 

 吉例顔見世大歌舞伎
 七世尾上梅幸十七回忌 二世尾の上松緑二十三回忌 追善
追善なのよ

 やっぱり髪結新三は面白い!歌舞伎らしい番組を観たのは久しぶりな気がする。観終わったらなんだかスカッとした。大向うの声も沢山かかって、終いには大向う対決みたいな様相を呈し、オトワヤ!トワヤ!なんて大仰にアクセント付ける人あれば、シブさを狙って平坦に言ってみる人もあれば、色々工夫しつつ。たまに滑稽に過ぎて観客の笑いを誘ったり。あー面白かった!楽しかった! 三津五郎の吃又もいいだろうな〜時蔵のおとくも見たいな〜と後ろ髪を引かれつつ一回道成寺を観てみたかったので夜の部。富士純子あいかわらず細くてキレイ。

松緑と梅幸の吃又 見たかったな〜

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當世流小栗判官:をぐり


 猿之助四十八撰の内
通し狂言 當世流小栗判官(とうりゅうおぐりはんがん)
     市川亀治郎 市川笑也
     天馬にて宙乗り相勤め申し候

小栗判官兼氏/浪七/娘お駒  亀治郎
                 照手姫  笑 也
             鬼瓦の胴八  右 近
    横山次郎/膳所の四郎蔵  猿 弥
              後家お槙  笑三郎
            浪七女房お藤  春 猿
               横山郡司  寿 猿
               横山三郎  薪 車
               局 藤浪  竹三郎
    矢橋の橋蔵/上杉安房守  獅 童
              遊行上人  愛之助
              横山大膳  段四郎


 三重苦の小栗が土車に乗り照手姫に引かれて行く場面が見てみたくてチケットを買ったのだった。この場面はきっと花道を使うだろうと予想し、花道の見える席をちょっと奮発したのに、舞台上での美しく抑制された道行の所作だったのは想定外。想定外といえば予習に読んだ説経節の「をぐり」とは大分設定も展開も違った。大体小栗判官でこんなに笑うなんて甚だしく想定外。暴れ馬は想定を大きく越えてご活躍。襖を2回もぶち破り、座敷を当たり前とはいえ土足で人々を蹴散らしながら縦横無尽に暴れまくる。亀治郎の小栗の手懐け方がまた礼儀正しく、傍若無人な馬との見事な笑える対比。滞空時間の長い前脚垂直リフトにピアノ線を使った碁盤乗り、と派手なパフォーマンスに拍手喝采。

 そもそも段四郎の途中休演を知らず、右近が悪玉の大膳を貫禄たっぷりにデーンと代演していたのが初っ端から想定外。しかも右近の様子が知っている右近となんか違う。「気」が外向きと言おうか、吾が道を行くドン・コーネリアスといった一切迷いの無いふてぶてしさは清々しいばかり。思えば右近は澤瀉屋を守って来たのだよなあ、と、いっとき芝居そっちのけで俄か見物は俄か者なりにしみじみ穿って想う。亀治郎の猿之助襲名を受けて重たいものから開放されたのかもしれない。なんとなくだけど猿之助を継ぐのは右近だと思い込んでいた。一方亀治郎は亀治郎で亀治郎の名前を意地でも大きくするのだろうと。そして亀治郎と右近はライバル同士だから永遠に共演しないのだと思っていた。それがどうだ。ふたりが同じ舞台に立つなんて豪華な想定外じゃありまへんか。しかもネグラだと思っていた右近が大阪弁も滑らかに実に楽しそうに仕事をしているのである。何がって終わってみれば楽しそうな右近を見れたのが一番嬉しかったのだ。まだ終わらないけど。

 
 獅童の橋蔵に台詞を教えて聞かす右近の胴八。やっぱり旨い。あ〜あ〜あ〜・・獅童のぶっちゃけ様といったらもう、この人良くも悪くも舞台で丸出しにさらけ出せちゃう人。歌舞伎役者さんには珍しいタイプかもしれない。この際に限って型も様式もへったくれもないが楽しきゃいいのだ。獅童のしつこいニュア〜に亀治郎も思わず吹きそうになるのを堪える。更に獅童、役が悪いとさんざ文句言って、今日もやりますよォ〜!って何を。そしてまさかのdo hustleが鳴り響く花道での細マッチョ太マッチョ。なんか違う〜と心で叫びながら涙流して笑ってもうた。獅童、亀治郎の猿之助襲名めでたい!オレだって今大事な時なんだからオレだってやるぞ!右近ネイティヴな大阪弁で「あと2日がんばれ」ああ笑った。畳の下に匿われている照手姫笑也はかわゆく惚けて床下を出入りする。そんなことしてるから誘拐されちゃうんじゃ。

 浪七亀治郎vs胴八右近対決が見れるなんて!俊寛みたいな海に岩場の小島、島は両面滑り台みたくなってれら。何に使うれら?小さい滑り台には斬られた浪七の血潮がジャーと流れ海に注ぎ、すると何か変化があったような気がするが思い出せない。無かったかもしれない。思い出した。海が大きくうねり波打ったのだった。その勢いで照手姫は逃げ果せたのだったかな。胴八は斬られてもぶっ飛ばされても死んだと思ってもまだ襲いかかって来るってターミネーターかー!格闘するふたりを乗せ舞台は回る。最後は掴み合いとなり胴八は岩の向こう木の根元に倒れ、浪七は大滑り台に逆さ仰向けにになって頭から下へズリズリしながら死ぬ。壮絶逆さ亀治郎。横っちょのお席から拝見したから見えたのだけど、右近は客席から死角に入ってもちゃんと死んでいた。ふたりはこの島に舟で来たんだっけな?

 浚われたり逃げたり救われたりの波乱万丈照手姫は三幕になると萬屋の女中としてこき使われているが、俊寛の千鳥のような田舎っぽい拵えになっており、ここで笑也は姫をかなぐり捨てて娘に成りきる。ように見えた。娘役の笑也を楽しむ笑也。まさに役得。苦しくったって悲しくったって女方を続けるチーズ味すなわち醍醐味←妄想。女中頭に足蹴にされグズだと虐げられながらも水汲みに精を出すその健気な様子はまるでシンデレラ。そうだ、シンデレラ賞おめでとう!ガラスの靴貰ってよかったね、ちょっとうらやましいぞ。バケモノの80歳になるまでガンバリマスってコメントも最高!あたしも一緒にバケモノになって応援するぞ。小栗が入る風呂をそうとは知らず沸かす健気な照手。

 お駒の亀治郎もお槙の笑三郎も負けじと女方炸裂だい!と、大波乱母娘の命がけの確執って娘死んじゃうんだけど、シリアス方向に急展開。緩急緩急。お槙笑三郎のド迫力の苦汁、亀治郎お駒の恨みはらさでおくべきか〜、でお駒の生首が火の玉を従え岩の上に登場。おっかさん、娘の首を刎ねたのよ!お駒の祟りで小栗の顔は醜く爛れ、目は潰れ、脚も立たなくなってしまう。おお三重苦、になったところで土車の道行きになる。笑也の照手姫は天真爛漫マイペースな姫に戻り車の紐を懸命に引いて行く。がんがれ。


 神社に辿り着く。中央に絵馬が奉納してある。白い僧侶達による勇壮な韃靼群舞。絵馬の白馬が抜け出し実寸大に!快癒した小栗と照手を背に乗せ天駆けて行く。自動で馬の脚がちゃんと動く。国立劇場とフライング対決だったんですな。 敵の陣地?に到着。装いも新たに黒でビシっと決めた上杉安房守獅童と遊行上人愛之助はじめ敵味方綺麗に入り乱れ殺陣あり。本日はこれまで。

 竹三郎、猿弥、薪車、寿猿、春猿、と芸達者が討ち揃い澤瀉屋劇団は磐石の布陣。澤瀉屋の舞台全体が輝いていた。春猿キレイだった〜役者さんが皆楽しそうだった。澤瀉屋劇場面白いかも!亀治郎、愛之助、獅童、と外部からの新風が一服の清涼剤となったのかもしれない。これから大変なのは亀治郎。みんなガンバレー!

 10月24日 夜の部 於新橋演舞場 ゴルチェマダム




 参考書:水上勉 説経節を読む

説経節を読む (岩波現代文庫)amazonで説経節を読む

目次
 さんせう太夫
 かるかや
 信徳丸
 信田妻
 をぐり
 解説:犬丸治(この解説がまたいいんだよ)

 作品毎に覚書として解説あり、本文も読みながら色々教えてくれる。いやいやいや、この本が面白いのだこれがまた。水上勉は子供の頃実際に説経節を聞いたことがあるそうだ。盲目の祖母に寄り添って。今は廃れてしまった説経節という民衆の文化の実体験のある人がこうして生生しく書き残してくれているとは、なんてありがたいことでしょう。いうなれば水上勉が読者に代わって説経節のダイジェストを読んで聞かせてくれて大事なポイントを教えてくれるという本当にありがたい本である。「ありがたい」を分析してくれたまえ。有り難い・・滅多にない貴重なって意味であろ?そうであろ。誰もが水上勉の力を借りて説経節の真髄に触れることができるのだ。それは学者の目ではなく、本人が言うところの楽屋裏から見た説経節である。水上勉は故郷若狭に伝統の竹人形芝居を私財を投じて復活させ、芝居の脚本を書きもした。だから舞台裏から見た説経節であり、竹人形を復活して以降水上は語る側の人間になったのだ。若狭というと悲しいかな、いの一番に原発を思い出す。原発のあるところ、もとは貧しい過疎の集落なのである。

 小栗判官と照手姫の道程をおおざっぱに書き写しておく。地名や風景が混在している。

 照手姫 相模の漁師の女房に売られて
相模川口付近〜六浦の漁師〜釣竿の島の商人〜鬼が島の商人〜岩瀬水橋〜六渡寺〜氷見の町屋〜能登の国〜珠洲・・・(売値が上がりながら次々と買われて行き)〜越前三国湊〜敦賀〜湖北の海津〜上り大津〜美濃の国青墓の宿と辿り着く。

 小栗判官 土車に乗せられて
上野が原〜相模の畷(テツ なわて)〜九日峠〜酒匂の宿〜小田原〜湯元〜足柄〜箱根〜伊豆〜浮島が原〜吉原〜富士裾野〜富士川〜大宮浅間〜富士浅間〜藤沢〜吹上六本松〜清見が関〜三保の松原〜田子の入海・・・美濃の国青墓(照手と合流)・・・垂井の宿〜高宮川原〜中辺路〜四十八坂(山伏が現れ小栗をむんずと背負いたまいひとっ飛び)〜熊野本宮湯の峯(蘇生)



 そういえば 演舞場の

 店で演劇界最新号をパラパラ捲っていると
 
 河内山宗俊がニーッと笑っているお写真が目に飛び込む。

 あらセクスィーなイイオトコ!

 誰誰誰?こんな完璧な色男、役者さんに居たっけ???

 名前を見たら・・・


 あひゃ〜〜ん

   だんずーろ〜〜ん


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中村芝翫
 芝翫が死んでしまった。残念残念残念!

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開幕驚奇復讐譚 :10月国立劇場

 開幕驚奇復讐譚 かいまくきょうきあだうちものがたり

 菊五郎がレディ・ガガの衣装を取り入れたとテレビが言っているのを聞いて、一瞬「肉」が頭をよぎるが、んなわけ無い。にしてもヤバイ。アイデアに固執する余り構成が緩くなり、下手をすれば衣装だけでなく全てにおいて凝ったディティールの配置に終始するが為に全体の流れがブチギレに滞り、終わってみればレディ・ガガの衣装だけがスポンと飛び出したように印象に残るばかりで後はなんだったか思い出せないみたいな虚しいお芝居だったらどうしよう、と憂鬱に襲われた。我ながら悲観的な妄想力。しかも国立劇場45周年記念の切り込み隊長として、本来はお正月に試みる掘り起こし復活狂言シリーズが前倒しになったのであるから、新作ってことは予習や予備知識を仕入れる余地が無いに等しく、話の筋を追うのに精一杯な予感・・。いつものお正月の?そうか毎年やってるのか。今年の正月はストーリーは覚えていないけど時蔵の婆とお土砂で大笑いしたっけな。そうか、あーゆー楽しみ方でいいんだな。

 曲亭馬琴といえば南総里見八犬伝。房総、安房、と我が千葉県を舞台にした壮大な歴史小説である。生きている間に原作の全てを読破する人は稀だという程の大作であるとどこかで聞いた。「開幕驚奇復讐譚」はそんなスケールのでかい馬琴のこれまた長編小説「開巻驚奇侠客伝」のアレンジである。新田貞方討ち死にの発端に始まり相模→大和→伊勢→河内→山城と旅路の如くロケーションを移して物語が描かれていくのが醍醐味のひとつであろうから、場ごとに感想を纏められたら理想的なのだが案の定話の筋は殆ど見失ってしまったので、どうやって書こうか悩む。それでも観劇前に過ぎった悲観的妄想なんか吹っ飛ぶ面白さであった。因みに史実では貞方が討たれたのは鎌倉七里ガ浜 by Wikipedia.

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おかちさんの十月御園座初日
  御園座十月吉例顔見世の初日に行かれたおかちさんの湯気ホヤホヤの感想です。初日のワクワクと観劇のドキドキが臨場感いっぱいに迫って来ます。めっちゃよかったみたいです。てゆうかもはや祭りです。読んでると鼻血出そうです。わたくしの好きな踊りのことや、体調が気になる團十郎の様子も、詳しく教えて下さいました。海老蔵の棒しばり見たい〜!又五郎がんばれー!ありがとうございましたー!m(_ _)m




 さて、おかち、行ってきました名古屋は御園座吉例顔見世初日夜の部!いやー楽しかったです!!何か久しぶりに心底楽しめた感じ!?いーですねー初日はニギニギとロビーには役者妻たちがうろうろ。真央はいないぞ??夜の部最初の「角力場」では汗だくで足を引き摺り熱演の又五郎の右足のギプスが痛々しく(先月アキレス腱を痛めたとか)人間国宝吉右衛門も余裕で座ってるだけですが播磨屋の襲名披露だぜという気合がありますね。染五郎の若(バカ)旦那ブリがピッタリハマリ楽しかったです。
続く「棒しばり」ですが、これがちょー凄かった!涙を流して笑ってしまった(今キーボードたたきながらウルウルしてます)。何て屈託のないあほなストーリーなんですか?留守中に家来に酒を飲まれまいと家来2人を棒や手ぬぐいで縛って出かける大名と、縛られながらも協力して事をなす太郎冠者と次郎冠者。酔った二人を帰ってきた大名がとっ捕まえようとしながら最後は三人仲良くラインダンス。あー日本っていい国だったんだなあ。舞台が開いてまず登場する大名(曽根松兵衛)の後からしれーっといつの間にか舞台に出てきたのが太郎冠者、あれ?これ?海老蔵?、トボけた感じでポンポンとやり取りする台詞のテンポ感が気持ちよく進行し、次郎冠者三津五郎も出てきたところで次郎冠者を棒で縛るため、まず大名が踊って見せようとここで後ろの松の幕が上がって長唄囃子連中が登場、で、松がどーしたこーした?と舞を舞うのですが、これがおーーーすげえ何だかやけにうまくねぇかとぐぐっと身を乗り出し姿勢を正し座り直してしまいました。この人誰?坂東秀調と言う方です。私はどーゆー踊りが上手いとかはよくわからないのですが、体のどこにも力みがなく、すっすっと手足が伸びて(何て稚拙な表現?)扇の扱いやらがなんとも言えず綺麗で、両手をすっと上に上げるだけでも何なんですかこの美しさ?終ってから、いつも無理やり一緒に観劇させられて各幕の長さに辟易しているうちの奥さんも、あの人上手いと同じ事言い出しましたから驚きました。一つ一つの振りは当然のことながら、うまい人って振りから振りへの移行も美しいのかなあなんて漠然と思っていたら三津五郎もそんなこと本に書いてるの見たことがありますがまさにそーいう感じです。えーもっと踊ってよー。そしてあとはしばられた三津五郎と海老蔵のどんどん酔っていきながらのそれはそれは大変そうな舞が続きますがいやあこれがまた息がピッタリで気持ちよかった!まさにザッツエンターテイメント!(以前見た梅玉と松録の猩々だったかでは二人の舞い方のあまりの違いにあれでいいのか?どっちが正解?くらい驚きましたが)。
そしていよいよ待ってましたの「助六」。あーダンズーロー元気かなあ?と期待は高まります。バタバタバタと下駄の音も高らかにナリタヤーの大歓声の中、傘に隠れての登場はやっぱたまらんわー。「キセルの雨が降ぅーるよーだー!」ん?鼻声?「降ぅー」のあたりの高い声が擦れる?ちょっと喉がここのところ本調子じゃないですかね。でもやっぱり助六はダンズーローのためにあるという感じで、福助、芝雀、左團次、三津五郎、海老蔵、梅玉、歌六、と続々と登場しての絡みがハイテンションで進みますが終盤、痛恨のハプニング(と言うほどでもないが)。揚巻の袖に隠れていた助六が出てきて意休と対峙し、割って入った揚巻と3人で決まるクライマックス直前、揚巻の袖から出てきたダンズーロー赤い布を敷いてある縁台?にヒョイと飛び乗った瞬間、ずるっと滑ってコケル寸前で膝をついてしまいました。会場からはクスクスと、こら笑うなー!!なんとか持ちこたえ、決まりました。あるんですねぇこんなこと、、と言う感じです。ダンズーロー最後の一点を見据えての決意に満ちた花道の引っ込みには何度見てもくらくらしてしまいますねえ。あー楽しかった。
山本屋本店の味噌煮込みうどん、コメダコーヒーシロノワール、風来坊の手羽先、加藤珈琲店のモーニング、まるやのひつまぶし、吉田のきしめん、矢場とんの味噌カツ、と名古屋グルメも満喫してまいりましたとさ。長文失礼。

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