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妄想オムライス
床下は骨伝導 ワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ !!!!!



四谷怪談 文楽のお岩さん 
  ?東海道四谷怪談は文楽ではやらないのだろうか?


じゃーん。いっちばん最初に買った文楽の本。

伝統と芸能タ遊措乃錙(垰-河竹登志夫 昭和44年発行 學藝書林 

豊富な人形の写真とともに各地に残る人形芝居のデータが満載、しかも
今は亡き河竹登志夫さんはじめ数々の名論が読めるのだ。

裏。

おもぴろそうでしょー。おもぴろいんだよーこれが。
その節の裏切りジジイとがっかりババアの名前を見るのが今となっては気に食わねえがな。
※追記:「がっかりババア」撤回します。でも遅すぎ。

この本は、2011年の團菊祭の時だったか、松竹大歌舞伎の時だったか、團菊祭なら5月だし、松竹大歌舞伎なら7月の事なんだけど、松竹座の2階ロビーの片隅で開かれていたささやかな古本市でゲットしたのであるよ。 なんで歌舞伎三昧の真最中に人形芝居の本なんかを買ったかというと、同じ年の4月に文楽劇場にて女殺油地獄を歌舞伎と見比べようとして、お芝居を人形劇で見るだけのつもりが、勘十郎さんの、人形のくせに生き生きとグレた不良青年与兵衛がわたしのハートをぐわしと鷲掴み、ひとたび文楽に肝を掴まれたら蛇に睨まれた蛙も同然ひと息にのみ込まれるに任せるほか術はなく、文楽のことはなんでも知りたいおせーろモードに突入したところだったの。

ほんでね、

なんと、

この本に、

お岩さんの首の写真が載っていたのであるよ〜〜エヘヘヘヘ〜〜
美人〜
つまり、

東海道四谷怪談は文楽で上演されたことがある!

なんだよ〜、首あるじゃないよ〜、なんで文楽でやらない四谷怪談〜。
もしかしてバカアメリカが空襲で焼いちゃって写真しか残っていないのかな。
そもそもこれはいつ頃の人形だろう?

そうだ、
国立劇場で人形の首を調べられるかもしれない。

んで、
伊賀越道中双六のコーフン冷めやらぬまま伝統芸能情報館の階段をフラフラと2階の図書館へ。
人形の写真集ないかな〜写真集写真集平作平作お谷にお袖にお米に志津馬に十兵衛に幸兵衛
政右衛門と結婚して竹藪でデートしたい そしたらあたしゃおのちのち あった写真集。

アトリエ社出版 斉藤清二郎著「文楽首の研究」 というデカい写真集に、
お岩さんがいたー!


じゃじゃーん。 縦四寸二分 豊澤猿二郎蔵 

口の裂けた寸法 縦四寸五分

こっ、こえ〜〜。

怖くて、すっごく悲しい。

解説によると、このお岩さんは彦六系の首で、旧くは座主の寺井安四郎が持っており、のちに豊澤廣作(後の名庭弦阿彌)が受け継いで所蔵していたもので、彦六座で明治十八年七月四谷怪談上演の時に、当時の人形座頭であった名人の吉田辰五郎が出遣い早替りで遣っているという。のち明治二十年十月にも通し狂言で上演されており、そのときには桐竹亀松が遣ったのだそうだ。一輔さんのお祖父さまの亀松さんの先代で、初代紋十郎が亀松を名乗ったその次の亀松さんかな。彦六座で四谷怪談の上演はこの二回のみとのこと。そして、この首は凄味があり名作と言えるだろう、と締めくくっている。ド直球にリアルにド迫力だもんね。
 
次のページに、持っている本に載ってたお岩さんの正面写真もあった!

縦三寸九分 桐竹門造蔵

やっぱ美人だ。お岩さん貞女説に相応しいタイプ。

ガブッてなっても美しい。

口の裂けた寸法 縦四寸二分

こちらのお岩さんは四代目桐竹門造(明治四十二年没)の作と伝えられている。四代目門造さんが抱くお岩さんのイメージなわけね。メンクイだね門造さん。しかし人形遣いが人形作っちゃうってゆうんだから驚いちゃうよ。勘十郎さんもひとり遣いのお初を作ってらしたし、手足も作られるというし、そういえば片手間に舞台下駄を作っちゃう人も居られるって大阪で聞いたよ。えっと誰だっけ、そうだ、簑一郎さんだ!なーんか普通にさくっと器用ってところも人形遣い凄いわ〜!んで、この写真集が出版された1943年(昭和18年)当時、文楽座で四谷怪談上演の折にはこの首を遣うことが慣例になっていたんですと。ということは、彦六系のド迫力お岩さんはどうなったのだろう。いずれも戦前の首なので戦火にやられた可能性は免れないのだけれど。焼失してしまったとすれば残念だなぁ。

と思っていたら、

もう一冊、文楽協会監修の「文楽の人形」でも同じふたりのお岩さんを紹介しており、

 現在、文楽協会にあるかしらは、彦六系のものを大江巳之助が模作したもので

と書いてある。

・・・・・

へ?

じゃあ、大江巳之助さんが彫ったお岩さんの首があるってこと?

ほんと?

インデアン嘘つかない?

人形遣い嘘つかない?←ついてない  

この本何年出版?何年現在?1976年だって。最近だ!


ほんでね、ほんでね、

先日買った上方文化講座の最新刊「義経千本桜」 を読んだらね、

上方文化講座 義経千本桜amazonで買うのもいいけど国立の売店にも売ってる 


なんと、なんと、

勘十郎さんがね、

「お岩さんのいい首がある」

だから

「四谷怪談やりたい」

って仰っている。

つまり

いい首というのは

大江巳之助さんが彦六系の名作と謂われるド迫力の方を摸作したやつ

って事?

だよね?


ふんぎゃ〜!


しかも勘十郎さんが「やりたい」って言ってる。四谷怪談を!


えらいこっちゃーー!!


独立行政法人日本芸術文化振興会の皆さん、
公益財団法人文楽協会の皆さん、
見巧者の皆さん、


勘十郎さんが「四谷怪談やりたい」


 って言ってますよーーー!


文楽四谷怪談見たいですよーーー!


ちょっと待って、この上方文化講座は2008年のものだから、
それ以降四谷怪談の上演がなければ、なんだけど、
もう5年も経ってるから一回くらいやっちゃったかもしれないよ。
文化デジタルライブラリーの公演記録を見る。
う、
やってない。
じゃ、やって。
やろう。
やろうよー!
やろうぜ四谷怪談んんん〜〜〜←半泣き

待って待って、先を読むと、ほえ〜
祟りがあるのを恐れて怪談ものはあまりやりたがらないんだって。
勘十郎さんが塁の左をやったときに怪我をした話が載っている。

む〜〜〜ん。

お岩さんも塁ちゃんも忘れ去られるより舞台に上がった方が喜ぶとは思うけど、

誰かが怪我をするのは 絶・対・に 困る。

むむむ〜〜〜〜ん。

どうしよう ←どうしもできない



そういえば、
宮尾しげをの本「文楽人形圖譜」昭和59年発行 に、 

宮尾しげをの本〈1〉文楽人形図譜 (1984年)amazonでみてみる


美人の方のお岩さんが絵入で解説がされており、




お岩と菅丞相と佐倉宗五郎をつかう人形遣いは、楽屋ではその人形を床の間に飾り、燈明と供物を上げて祀ることにしている。この三種の人形の出る芝居は、古来から祀らぬと不思議があると伝えられているからで、実際そうしない時に不慮の災難が起きた実例があったので、初めはこの怪異な噂を蒔いて、巧みに宣伝に利用したが、のちにはこれが実際になってしまった。人間の心理を逆に利用された現象というよりほかはない。

と書いてある。
人間の心理を逆に利用された って誰に?
人形にかえ?





             しぇ〜〜〜!

               


上方文化講座「義経千本桜」に、簑一郎さんが、ラジコンを使って雪を降らせる装置を作ったと書いてある。ひょ〜!それから勘十郎さんが工夫考案した狐忠信の神出鬼没の仕掛けの数々が、勘十郎さんのイラスト入りで丁寧に説明されている。え〜あれはこうなってたんだ〜と驚くことしきり。特に鼓のやつ。それに燈籠返し!大阪で川連法眼館を見た時には、ほんっっっとにたまげて度肝抜かれたもんね。見台は割れるわ最後は飛ぶわ、桜吹雪がビャーと降って綺麗だったし! 

イラストの人形遣いの顔が、ただ丸に目の線が描かれているだけなんだけど、その目が真剣で、真剣な人形遣いはイラストでもカッコイイのだ。イラストの目つきで勘十郎さんの人形を持ったときの気合っていうか、心意気が想像できるのだ。目の線だけで顔の向きがわかるってのも凄いのだ。だから人形の名人なのかな←意味不明?わかってくれ。 

文楽で四谷怪談を上演する時にはやはり於岩稲荷と陽運寺へお参りに行くのだそう。「文楽出演者が於岩稲荷田宮神社に訪れ人形と一緒に公演の成功を祈願しました」ってニュースが早く聞きたいなぁ。


義太夫年表によると明治時代には通しで、大正時代には伊右衛門内の段のみなどの見取で数回上演されているようだ。←ちゃんと見てない




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はじめてコメント差し上げます。私も文楽&義太夫フリークでございます。好きが嵩じて、義太夫三味線を習って十数年になる者です。文楽と四谷怪談について検索しておりましたらこちらにたどり着きました。。義太夫に関して言えば以前、女流義太夫の会で「東海道四谷怪談&#12316;伊右衛門住処の段」を聴いたことがあり、その時の詞章も持っています。それに繋がるのですが、1959年中川信夫監督、天知茂主演の「東海道四谷怪談」の冒頭に義太夫が使われています。https://youtu.be/XjUSncCDMxU
映像では御簾内は男性(しかし語っても、弾いてもいない)ですが、音声はどう聴いても女性=女流義太夫です。うちの先生にお知らせしたところ「大阪の女義さんだね」ということでした。ただこの映像の文言は、手持ちの詞章にはありません。時間の関係で詞章を抜くこともありますが、この映画のために作られたオリジナルなのかもしれません。
文楽で頭が現存するということにもびっくりですが、ぜひ上演していただきたいものですね。長々と失礼いたしました。
大内弘子 / 2017/08/16 10:06 AM

ひゃ〜13年も義太夫三味線なさってらっしゃるのですね。そんなディープなあなた様がこんなドシロウト俄か初心者のあたくしめになんぞコメント下さってありがとうございます。勿体なや。たくさん教えて下さってありがとうございます。四谷怪談の義太夫詞章あるんですね!本当、上演してほしいです。和生さんのお岩と勘十郎さんの伊右衛門が見たいなあ。床本は国立劇場か文楽劇場がお持ちか、どなたか太夫さんがお持ちなんでしょうか。ネットで読めると一番手軽ですが四谷怪談はそうもいかないようで残念です。映画冒頭の女義聴けてよかった!興味深いです。座紋がなんちゃって中村屋ぽいので歌舞伎の詞章なのでしょうか??
オムライス / 2017/08/19 1:20 AM










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