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妄想オムライス
床下は骨伝導 ワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ !!!!!



読んでみた 謡:紅葉狩

義太夫節「紅葉狩」の床本がネット上に見付からないので、
代わりに謡「紅葉狩」を読んだ。難読のような気がしたが、
フリガナが振られ、筆跡の違うバージョンがいくつかあるので、
あっちこっちを参考にして読むことがでけた〜ん
科白の役名はめんどくさいので割愛。すんません。


主軸にした本(コマ45〜)
 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1103035



 紅葉狩 梗概 (所)信濃国戸隠山 (季)九月

平惟茂(たいらのこれもち)鹿狩のため戸隠山に入りしに、とある山陰に幕打ち廻して酒宴を張れる上臈数人ありけり。惟成これを見て、よし誰にてもあれ乗打ちするは非礼なりとて、馬より下り沓を脱ぎて岨路(そばみち・険しい道)伝いに忍びやかに行き過ぎんとしけるを、上臈出で来りて一樹の陰一河の流れも縁あればこそ、まして山路の菊の酒、立ち寄り給えと引留めけり。維茂招じられるままに宴に連なりてあれば、上臈達酒をすすめ舞などまいてもてなしければ、維茂も心解けていつか酔い伏しけり。これを見て上臈は何れも姿を消しぬ。かくて惟茂酔夢の中に、石清水八幡の使者あらわれ只今の女達はこの山の鬼女なれば「退治せよとて剣を賜り夢さめぬ」維茂則ち枕辺におかれたる霊剱を取って起ち上らんとする所に、雷火乱れ、大風起り、鬼は恐ろしき形相にて襲い来りしが、神の加護を蒙り遂にこれを斬り伏せしとぞ。



 紅葉狩
時雨をいそぐ紅葉狩り/\ 深き
山路を尋ねん 是はこのあたりに
住む女にて侍らう 実(げに)やながらえて
憂き世にすむとも今ははや 誰白雲の
八重葎(むぐら) 茂れる宿の淋しきに 人こそ



み(見)えね秋の来て 庭の白菊うつ
ろう色も 浮身のたぐいとあわれなり
餘り淋しき夕日暮れ しぐるる空を
眺めつつ 四方の梢も懐かしさに伴い
出でる道のべの草葉の色も日に添いて
下(した)紅葉夜の間の露や染めつらん

/\ 朝の原は昨日より色深き
紅いを分けゆく方(かた)の山ふかみ 実や
谷川に 風のかけたる柵(しがらみ)は 流れもやらぬ
紅葉ば(葉)を 渡らば錦中(なか)絶えんとまず(先ず)
木(こ)のもとに立ち寄りて 四方の梢を
眺めて しばらく休み給えや



面白や頃は長月廿日(はつか)餘り 四方の
梢も色々に 錦をいろどる夕しぐれ
濡れてやひとり鹿の啼く 声をしるべの
狩場のすえ 実に面白き景色かな
明けぬとて 野辺より山に入る鹿の 跡ふき
送る風の音に 駒の足並み勇むらん

大丈夫(ますらお)がやたけ心の梓弓/\ いる(入)
野の芒(すすき)露分けて 行くえも遠き山影の
しがき(鹿垣)の道のさがしきに 落ち来る
鹿の声すなり 風の行くえも心せよ
/\ いかに誰が有る 御前に候
あの山陰を見れば 幕打ち回し屏風を



たて 酒宴半ばとみえたり尋ねて来たり候らえ
畏まって候 尋ね申して候えば 唯去る御方と
ばかり申し候 よし誰にてもあれ
上臈(じょうろう)の 道の辺(ほとり)の紅葉狩 ことさら
酒宴の半ばならば かたがた乗り打ちかなう
まじと 馬よりおりて履(くつ)をぬぎ

/\ 道を隔て山陰の 岩の嶬路(かけじ)
を過ぎ給う 心づかいぞ類いなき/\
実にや数ならぬ身ほどの山の奥に
来て 人は知らじと打ちとけて 独り詠(なが)むる
もみじ葉の 色みえけるかいかにせん
我は誰共白真弓(しらまゆみ) 唯や(やむ)ごとなき御方に



恐れて忍ぶばかりなり しのぶもぢ
ずり誰ぞとも 知らせ給わぬ道のべの
便りに立ち寄り給えかし 思い寄らずの
御ん事や 何しに我をば留め給うべきと
さらぬ様にて過ぎ行けば あら情け
なの御ん事や 一(ひと)むらさめの雨宿り

一樹の陰に 立ち寄りて 一河(いちが)の
流れを汲む酒を いかでか見捨て給うべ
きと 恥ずかしながらも袂にすがり
とどむれば さすが若木にあらざれば
心弱くも立ち帰る 所は山路の菊の酒
何かは苦しかるべき 林間に酒を



暖めて紅葉を焼(たく)とかや 実に面白や
所から 巌(いわお)の上の苔筵(むしろ) 片敷(かたしく)袖も
紅葉ば衣もの紅い深き顔ばせの
此の世の人とも思われず 胸うち
さわぐばかりなり さなきだに
人心乱るるふしは竹の葉の 露斗り

だに受けじとは思いしかども盃に 向えば
かわる心かな されば仏も戒めの
道は様々多けれど殊に飲酒(おんじゅ)を破り
なば邪淫妄語も諸ともに乱れ
心の花かづら かかる婆はまた世にも
類いあらしの山桜よその見る目も



如何ならん よしや思えばこれ
とても 前世の契り浅からぬ
深き俤の色見えて かかる折しも
道の辺の 草葉の露のかごとをも
懸けてぞ頼む行く末を 契るもはかな
打ちつけに人の心は白雲の立て煩らえる

景色かな 斯て時刻も移り行く
雲に嵐の声すなり 散るか正木(まさき)の葛城
の 神の契の夜かけて月の盃さす
神も 雪を廻らす袂かな 堪えず
紅葉 (舞) たえず紅葉青苔(せいたい)の地
/\又是涼風暮ゆく空に雨



うちそぐ夜嵐の もの凄まじき
山陰に月 まつ程のうたたねに 片敷く
袖も露深し 夢ばし覚まし給うなよ
/\ 荒(あら)浅間しや我ながら
無明の酒の酔(えい)心 まどろむ隙(ひま)もなき
うちに あらたなりける夢の告げと

驚く枕に雷火(らいか)乱れ 天地も響き
風遠近(おちこち)の たづきも知らぬ山中に
覚束なしや怖ろしや 不思議や
今迄有りつる女/\ 取り取り化生(けしょう)の
姿と虚空に焔(ほのお)をふらし 咸陽宮(かんようきゅう)の


煙の中(うち)に七尺(しせき)の屏風(へいふう)の上になお
あまりて其のたけ一丈の鬼神の 角は
火木(かぼく)眼(まなこ)は日月面(おもて)を向くべきやうぞ
なき 惟茂(これもち)少しも騒がずして
これもち少しも騒ぎ給わず 南無や
八幡大菩薩と 心に念じ剱(つるぎ)を抜いて

待ち懸け給えば微塵になさんと 飛んで
かかるを飛び違い無手(むず)と組み 鬼神の
真ん中刺し通す所を頭(こうべ)を掴んで
揚がらんとするを 切り払い給えば劔に
恐れて巌(いわお)へ上るを引きおろし刺し通し
忽ち鬼神を従え給う 威勢の程にぞ


おそろしけれ



参考にした本
 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1288059
 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1288154
 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/858492



「錦」  「る(類)」  「誰」







 

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写真は金剛流の旧本ですね。
/ 2016/09/23 4:46 PM










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